COLUMN

母ロス、母を見送って2年が経ちました

2年前、母を病気で亡くしました。

病気が発覚した時は、既に「余命半年」と宣告され、その時の私は、

「どうして母の病気に気付いてあげられなかったんだろう」

と自分を責める毎日でした。

 

「母がごはんを食べられないのに、私だけ美味しいものを食べるなんて出来ない」

と思うようになり、次第に食事が摂れなくもなりました。

それでも仕事と育児、母の病院探しで立ち止まっている暇はありません。

 

程なくして母は入院したのですが、日に日に弱っていく母を見るのはとても辛かった。

「いつからだろう、母の背中がこんなに小さくなってしまったのは...」

と思ったことを今でも覚えています。

 

「この先母はどうなっていくんだろう」

私自身この時でさえ心身ともに不調をきたしていて

「一体、母が亡くなった時はどうなってしまうんだろう」

という不安と怖さもありました。

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smk
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今回のテーマは、私が経験した「母ロス」について。ちょっと重いテーマです。

誰もが経験する親の死、その時私に起きたこと、母ロスをどう乗り越えたかお話ししたいと思います。

「母ロス」という言葉を知っていますか?

そんな時に知ったのが「母ロス」という言葉。

母ロスとは、母親を亡くした時に襲ってくる苦悩や苦しみを表す言葉だそうです。

 

一般的な母ロスの反応として、

  • 心身の不調
  • 故人のことばかり考える
  • 故人の死にまつわ罪悪感
  • 敵意のある反応
  • 喪失前に果たしていた役割がうまく果せなくなる

などがあるのだそう。

smk
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親の死をどう乗り越えていいか分からなかった私にとって、母ロスという言葉の存在は、

「自分と同じ気持ちの人が沢山いるんだ」

と少し安心するものでした。

 

そして病気発覚からわずか2ヶ月、母は旅立ちました。すると今度は、

最期を看取ることができなかったこと

入院中にちゃんと話しておけばよかったこと

何も親孝行できなかったこと

他の病院や治療法を選んだ方が良かったのではないかということ

挙げればきりがないくらい後悔することばかり。後悔しても後悔し切れない、とにかく頭の中は「後悔」の二文字でいっぱいでした。

smk
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何もできなかった自分の無力さも感じて、精神的に一番辛かった時期です。

 

母の遺品整理をしている時に日記が出てきました。

息子が生まれた日には、

「元気に生まれてきて良かった。おめでとうsmkちゃん。」

翌年には、

「〇〇ちゃん(息子の名前)1歳、おめでとう。」

ページをめくっていくと…

病院で検査するまでは自覚症状がなかったと言っていた母でしたが、そこには体の不調を感じていたことが書かれてありました。

 

ママ、ごめんね、何も気づいてあげられなくて。

どれだけ不安で怖かっただろう、想像するだけで涙が止まらず、辛くてこれ以上は今でも読めません。

家族に支えられながら、母の死に向き合う

1番の支えは息子でした。

私も母であり、

「息子には私しかいないんだ!」

と思うことで、強くなれたのです。

smk
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いつまでも私がこんな気持ちでいては母は喜ばないはず。

毎日を楽しく過ごすことが母への何よりの供養だと思えるようになりました。

 

それでもスイッチが入って気持ちが沈むことがありましたし、今でも母と同じ年代の女性がお孫さんを連れて出掛けている姿を見かけると、

「もっと息子の成長を見せてあげたかった」

と思ってしまいます。

母ロスを乗り越えた今

こうして当時の事を書くことができるようになったのは、私の中でようやく気持ちが落ち着いてきた証拠でもあります。

母ロスは時間が解決してくれるというのが多くの意見であるように、私もそう思います。

ただし、悲しみに目を背けて何かに没頭したりせず、しっかり向き合い、受け止めること。

そして、母のいない新しい生活を受け入れることが大切なんだと思います。

 

親は先に旅立つものだし、親の死は誰もが経験することなのだから、乗り越えられるはず。

私には家族があって守っていかなくてもいけないのだから、乗り越えなければいけない。

家族の存在が私を強くしてくれました

 

これからは、母との楽しかった思い出を胸に、生きていこう。

そう思って2年間過ごしてきました。

 

息子には、

「ママのママ(私の母)はお空に行ったんだよ。

だから、お空からいつも見守っているからね。

ママのママとお話したくなったら、ここ(心)でお話するんだよ。」

と伝えています。

smk
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最近、母が私の子供時代にしてくれた事を今は私が息子にしていることに気付きました。

母は私の心の中で生き続けているんだと感じています。